バカゲー界の異端児『エースオブシーフード』についてレビュー!!
皆さん、カップヌードルを食べたことありますか?
大学生時代は
本当にカップヌードルにどれだけ助けられたことか…
コンビニに行くと
「食べたことない味がでてる!」
なんてパッケージを見て
ワクワクしたことを思い出します…
本当に多様なカップヌードルが世に出回っているのですが、
自分が一番好きなカップヌードルは
(商品名は避けますが、)
シーフードですかね
麺を食べ終わったあと
ご飯を入れて汁を完全にご飯にしみこませて食べる…
お腹空いてきたな…
さて今回は、
海の中を新たな視点で描いたまさに異端児、
『エースオブシーフード』
について紹介します!
まずは総合評価
行きましょう!
総合評価
価格(価格はセール品も含む)
8点/10点
ボリューム
7点/10点
操作性
6点/10点
グラフィック
7点/10点
ストーリー
6点/10点
もうすでに気になって仕方ない方のために
いつものリンクを張りたかったのですが
今作はダウンロード専用なので
今回はありません・・・悪しからず
なかなか内容がつかめない方もいらっしゃると思うのですが
まずは
ストーリー
について紹介します
あらすじ
遥かな未来の海突如人は姿を消し
魚や蟹は群を作り
光線を放ち食物連鎖関係なく戦っていた。
今、目覚めたプレイヤーもまたこの戦場に生まれた海産物だ。
ただし他のシーフードと違う事は
「仲間を指揮して戦う才能に溢れている」というところだ。
やがて海を探索し
世界の真理を知り
仲間を増やし
自らを強化しシーフードのエースを目指そう
その姿はまさに海産物のエース。エース・オブ・シーフードだ。
ということで、
なかなかカオスな設定カオスな展開大丈夫です!
最後まで遊んだ私でさえ
把握し切れていませんw
のでざっくり紹介しますと
「海産物×シューティング」ということで
エースコンバットのシーフード版と考えていただければ
すんなり理解できると思います。
今まで多くのバカゲーをやってきましたが、
ここまで真剣に遊んだバカゲーはありません。
正直真剣に遊んだことがありません。
しかし、
今回のタイトルにもあるように
なぜ「異端児」という単語を付けたのか
理由を今作の分析とともに述べていきたいと思います。
まずは
面白そうだったところ
紹介します!
面白そうだったところ:類を見ないコンセプト
さんざん上記で悪口を言いましたが
バカゲーにも良いところはあります
例えば,手軽に遊べる所とか
大型タイトルでは思いつかなそうなコンセプトなど
広くゲームを遊ばせてもらっている側としては
いつも新作がでるたびに新鮮な気持ちで
遊ばせてもらっています。
今回もカタログを読んでいる最中にこのタイトルが出てきて、
センターでレーザー砲を撃っているマグロ…
タイトルには『エースオブシーフード』の文字…
「エスコンかなw?」
と突っ込みを入れてしまいましたw
しかしここで疑問がわいてきました。
「海の中でエスコンか…どうなっちゃうんだろう?」
と笑い半分、
好奇心半分で購入を決めました。
でも、「これどうなってるんだろう」
と興味を持たせるのってとっても重要で、
本当にゲスの極みな話になってしまうんですが、
「買ってもらえればこっちのもの」なので…
今回は「バカげーかよw!?」と思わせつつ、
タイトルとメインイメージで「こんなゲームなのかな」
と想像させて好奇心を煽る…
まぁ中身もおもしろかったのでよかったですけど、
まんまと策略にはまりましたねw
さて、ここからは実際遊んでみて
面白かったところ
について紹介していきます。
面白かったところその1:すごいしっくりくる操作性
「バカげーだからな」
と遊ぶ前にたかをくくっていた
(しょうがないかな…)
と思っていた所があって
その一つとして「操作性」という部分が挙げられます。
結構インディーズのゲームって
「なんてこんな動きがもっさりしてるの?」
とか
操作性に関して違和感を持つゲームも少なくありません。(大手の作ったゲームにもあるので仕方ない…かな?)
このゲームも例外ではありません
「操作性の違和感」
ってすごい小さい要素ですが
数時間以上プレイする中で小さな違和感は
積もり積もって「不満」へと変わっていくおそれがあるので、最初はすごい恐る恐るやっていましたw
ですが、1時間位やって見て
「はっ!」
と我に返ったとき感じたことは
操作に「違和感がない」所です。
やはり初回20分くらいは慣れない操作で
ゴチャゴチャしていましたが、
「馴れたら快適w」
移動方法はエースコンバット遊んでいたお陰か、
かなり早い段階でなれました
不条理な食物連鎖にはなかなか慣れませんでしたが、
早い段階で「楽しいな!」と感じた作品でした!!
面白かったところその2:これも立派なオープンワールド!
ウィッチャー3と言い、
ホライゾンゼロドーンと言い…
オープンワールドの最高峰…と言っても過言ではありません。
そもそも「オープンワールド」って
適切なレベルや装備がなくてもマップの最奥まで行ける。
というプレイヤーが自由に動き回れるステージ構成をしているゲームの総称で
「やりこみ要素がすごい!!」
とかって言うのはオープンワールドについて来る要素なので
ここは「定義」としては当てはまらないと思ったので除きますが、
では、今作『エースオブシーフード』を遊んでみると
基本どこでも泳いでいくことが可能で
生き延びれるかはその人のコンバットスキル次第だとしても
「どこへ行くのもプレイヤー次第」
という作品になっています。
「ということは、このゲームもオープンワールド?」
そうなんです。
初期キャラを設定してチュートリアルみたいなものを遊んだら
不条理とネタの大海に放り出されるわけです。
しかし ウィッチャー3のような大型タイトルのように
手の込んだサブクエストのようなものはなく
ファストトラベルに使う「魚礁」と呼ばれるポイントを解放していくだけなので、
「オープンワールド」なんですが、
大型タイトルと区別するために
「原始的なオープンワールド」と呼びましょうか?
(これしか思いつかなかった…悪い意味ではありません!!怒らないで…)
でも「下手に要素を盛り込まない」ことで
より「魚たちの血で血を洗う肉弾戦」を
シナリオに縛られることなく楽しむ事が出来る
と思います。開始早々ホホジロザメと戦う事も・・・
面白かったところその3:ユニークなキャラとバトル
そもそも、「魚介類を操作させる」というところで
多くのプレイヤー「驚愕」させてきたと思うんですが、
さらにプレイヤーを興奮させる点として
「ほとんどの登場キャラクターを操作できる」事と
「編隊を組んでバトル出来る。」という点です。
結構ここが面白くて、
例えば初期はイワシで編隊組むしかないんですが、
敵を倒すごとに仲間になる魚介類の数も増えていきます。
ホホジロザメとか中には
戦艦なんかも仲間に出来て
(ここがバカゲーと呼ばれる由縁…)
本当に多様な戦略を組み立てることが出来ます。
ホホジロザメで編隊組んだ時の迫力はとても印象的でした。
インディーズゲームの弱点とはステージにしろ、
キャラクターにしろ
「レパートリーが少ない」という点があげられます。
しかし、
このゲームはとてもキャラクターのレパートリーが豊富で
しかもキャラクターによって個性が全く違うので
やりこみ要素があり
クリア後のフィールドでもなかなか飽きませんでした。
「レパートリーの多さ」って
「長く遊んでもらう」為にとても重要な要素の一つだと思います。
確かに、
今作は「キャラクター数の多さ」と
「ちょっとした育成要素」もあって
従来のインディーズと比べると
比較的長時間プレイが出来たかなと思います。
ここが「バカゲーの異端児」
とタイトルに書いた理由の一つなのではないかなと思います。
続きまして
遊んでいて
残念だった点
を紹介したいと思います。
残念だった点:迫力が足りない
世界観もかなり不思議でのめり込めて
魚によって特性も違うし
自分のプレイスタイルに合った魚を探したり
かなり楽しかったです。
しかし、
ゲームのテンションが一定で
ラスボスくらいしかテンションの起伏が無く
「あ、終わったの?」
と少し拍子抜けでした。
ボスとのバトルとか
新しいエリアに突入したりとか
もう少し「きたぞぉぉぉ!」って
プレイヤーを奮い立たせる工夫がほしいと感じました。
なかなか今回も熱く語ってしまいましたが、
今作も十分に楽しく遊ばせていただきました!!
「インディーズゲームも捨てたものじゃない!!」
と再度確認できた作品でした。
よろしければ一度あそんでみてはいかがですか?
さて今回はこれにて終了!!
また次回も別のゲームでお会いしましょう!!
バイバイ!!