まるで本物の動物のよう『人喰の大鷲トリコ』をレビュー!!
皆さんは「ユニバーサルスタジオジャパン」
通称「USJ」に行ったことありますか?
今ではとても人気なレジャースポットの一つですが、
行った当時はほとんどお客さんがおらず
アトラクション制覇できました。
(特にETのアトラクションにはめちゃくちゃ乗りましたね)
最後に当時の私が乗りたかった
そこで登場した恐竜のアニマトロニクスがとてもリアルでまるで
現世に恐竜が生き返ったかのようで大興奮でした。
ジェットコースター要素があるとも知らず…
さて今回は怪鳥「トリコ」と
人間の男の子が織りなす奇跡の物語
『人喰の大鷲トリコ』
についてレビューしていきたいと思います。
さっそく総合評価から行ってみましょう!
総合評価
価格(価格はセール品も含む)
7点/10点
ボリューム
6点/10点
操作性
4点/10点
グラフィック
8点/10点
ストーリー
7点/10点
早速気になってしまった方のために
ぜひ参考にしてみてください!!
ちなみにこのゲームはかなり賛否の分かれているゲームなのですが
どんなストーリーだったか確認していきましょう。
あらすじ
ある日主人公が目を覚ますと、
そこは見知らぬ洞窟だった。
少年の体には身に覚えのない
紋様が描かれている上に
目の前には「トリコ」と呼ばれる巨大な生物が鎖に繋がれ
無数の槍が刺さった状態で横たわっている。
ふとトリコが怪我をしていることに気が付いた主人公は
まずはトリコのケガを治療ことにするが
傷を負ったトリコは気が立っており、
介抱には手間を要した。
危険を要した治療のかいあり
翌朝には元気を取り戻していた。
掛けられていた首輪も外され、
自由になったトリコは
主人公の後をついて回り、
行動を共にすることになる。
こうして少年はトリコの力を借りながら
一人と一匹で「大鷲の巣」と呼ばれる谷からの脱出、
そして村への帰還を目指すことになる。
ということで今作は制作開始から
約9年のという時間がかかっており
私含めて多くのプレイヤーが
「とうとう来たか…」と待ちに待った新作でした。
それでは早速レビューの方始めていきたいと思います。
まずは
買うに至った
面白そうだったところ
について紹介します。
面白そうだった点:ゲーム内の雰囲気
今作は『ICO』や『ワンダと巨像』などコアなプレイヤーなら知っている
名作を作り上げてきたクリエイターが関わっており
上記の2作品は遊んだことないのですが、
実況動画やコマーシャルで見ていたので
グラフィックは最新のゲームには劣るものの
ゲーム内で展開される
「美しくも儚い」ストーリー展開
や
「安らぎを与えてくれるフィールドのデザイン」
など
「今までのゲームにありそうで無かった物」
がこれらゲームにはあるように感じました。
今作が発売すると決まったときコマーシャルや
雑誌などで取り上げられていたのですが、
スクリーンショットやプレイ画面など
「よい意味でイメージそのまま」
だったのが今作を買ったきっかけでした。
続いては実際に買ってみて
面白かったところ
について紹介したいと思います。
面白かったところ①:謎解き×獣の新しさ
これを書くまで気付かなかったのですが、
ゲームシステムというか今作のゲームの流れが
「ゼルダの伝説」によく似ているんですよね…
というのも、
ゲームの展開は主に「謎解き」となっており
謎解きをしながら前に進み
時には少しアクションシーンもあったり
(アクションはゼルダの伝説の方が多いかも?)
ゼルダの伝説と似通った点があります。
しかし今作とゼルダの伝説の決定的に違うのは、
「獣と謎を解いていく」
いうところなんです。
今作主人公の少年が駆け巡るフィールドは
大きな古代遺跡となっており
主人公の何十倍もある扉や謎の超巨大な塔など
「明らかに人が作り上げたものではない建造物」に
足を踏み入れる事になります。
なので少年一人の力では進むこともままなりません。
なので今回活躍してくれるのが「人喰の大鷲トリコ」なわけです。
彼と力をあわせることで進めなかったところも進めるようになります。
「誰かと力を合わせる」事は謎解き要素には
あまりなじみのなかった展開ですが、
実際遊んでみると面白いというよりも
「とても心強い」という表現の方が勝ると思います。
また力を合わせて謎を解いたときの
「2人分の達成感は」
どこか癖になりました。
面白かったところ➁:本物の動物に見える
「挙動が本物の動物みたい」
と言うのも今作に没入感を与えている
要因の一つなのかなと思いました。
謎を解くたび、困難を乗り越えていくたび
徐々に人懐っこくなっていくトリコを見ていると
「デカいけど可愛いw」
となってしまうポイントになっています。
「本物の動物に見える」ところが
プレイヤーに没入感を与えている
要素の一つなのかなと思います。
ラストシーンでトリコが命がけで
プレイヤーを助けてくれるシーンがあるんですが、
このときにはトリコへの愛着が頂点に達しているので、
「トリコ生て!!」
と応援したくなってしまいます。
このときはすでにこのゲームに、
というかトリコに感情移入が完了している時期なので、
エンディングを迎えた瞬間に
「大変だったけどなんだかんだ良いゲームだったな」
と後味の良い作品になっていた印象でした。
「後味をよくする」ってかなり重要で
この作品は皆さんご存知かも知れませんが、
「クソゲーオブザイヤー」と呼ばれる
その年のクソゲー最高峰を決めるイベントがあるのですが
候補作品として名前があがるくらいでした。
しかし、結局入賞しませんでした。
「何故だろう、あんなに叩かれていたのに…」と考えたときに
「後味の良い作品になっていたから」なのではないでしょうか。
ことわざにもありますが「終わりよければ全てよし」
なのではないでしょうか?
ここまで遊んでトリコとの絆が
最高値に達してエンディングで感情が爆発する。
プレイヤーには「最終的にはよかったな」と感じられる。
「なんかセコくね?」と感じる方もいらっしゃると思いますが、
結構この流れで「良いゲームだったね」と
感じられるゲームは多いと思います。
では最後に
残念だったところ
を紹介していきたいと思います。
直してほしいところ:リアル過ぎる
トリコの挙動はとてもリアルで
本物の動物のような挙動が「今作の見せ場」ですし、
とても「手が込んでる」と感じます。
おそらく多くの人がこの点において
賛同してくれていると思うのですが、
リアル過ぎるが故に
「言うこと聞いてくれない…」と
「ストレッサー」になっていたことに間違いありません。
しかしせっかくの見せ場を排除するのは非常にもったいない。と感じたので、
「2通りの解き方」を用意する
ことが最善なのではないかなと感じます。
2通りとは「トリコをつかって解く方法」と
「自分でも解ける方法」で
難易度を下げると言うよりかは
「トリコが思うように動いてくれないことによる詰んだのかという誤解」
を回避することに重点を置きます。
もちろん展開によってはトリコでしか進めないとか
主人公でしか進めないなどもあると思いますが、
「わからなくて詰む」だから「クソゲー」
なんて回避できたのではないのかなと思いました。
それでは今回もここで終了したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
最後にもう一度
また次回も別のゲームでお会いしましょう。
バイバイ!!